名前に二宮がついているんだ!
上野国二宮である赤城神社総本社は!
ここ!
二宮赤城神社に決まっている!!
二宮という言葉から、そんな主張を感じます。
ということで今回は
群馬県前橋市二宮赤城神社の紹介・感想です!
二宮赤城神社ってどんな神社?
二宮赤城神社は赤城神社の総本社とされる神社のうちの一つ。
総本社は神霊を他に分けたもとの神社のことです。
他に総本社を主張する赤城神社は二つ。
三夜沢赤城神社と大洞赤城神社。
でも名前に二宮と付いているのはここだけ。
ここが上野国二宮である赤城神社総本社なのか!?
あと驚くことに、
この三社を線で結ぶと、綺麗な一直線になるらしい。
神社創建のこだわりにはつくづく驚かされます。
ちなみに、三夜沢赤城神社も大洞赤城神社も記事にしているので、よかったらどうぞ!
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1458_Object-Removal-300x225.jpg)
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/07/IMG_1480-1-300x225.jpeg)
ご利益・ご祭神
ご祭神 | ご利益 |
---|---|
豊城入彦(とよきいりひこ)命 | 戦勝祈願 など |
大己貴命(おおなむちのみこと) | 「縁結び」など |
ご祭神は
豊城入彦(とよきいりひこ)命
大己貴(おおなむち)命。
豊城入彦命
ご利益は 戦勝祈願 など!
栃木県・群馬県でよく見かける神さま。
それもそのはず、毛野国(現在の栃木県・群馬県)を開拓・平定したとされる神さまなのだから。
大己貴命
代表的なご利益は縁結び
大己貴(おおなむち)は国造りの神さま。
出雲大で祀られている大国主(おおくにぬし)の別名です。
そして、赤城山を崇拝する赤城神社。
ご祭神として記されてはいませんが、赤城神も信仰対象なのでしょう。
アクセス
北関東自動車道の伊勢崎ICから10分ほど。
最寄り駅は駒形駅。でも距離は少しある。
徒歩で40分ほど。
タクシーで行くのもいいかも。
神社レポ
赤城神社の総本社を名乗る最後の一社・二宮赤城神社へ。
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駐車場がなかなか見つかりませんでした。
鳥居の左側に細めの道があります。
そこを進むと駐車場です。
少しわかりづらい場所。
※鳥居の右側にも車を停められるスペースがありますが、神社の駐車場じゃないので注意!
ながーい参道
ながーい参道
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1734.jpeg)
長い参道は良いものだ。風情がある。
夏の神社はいいな。
暑いことを除けば。
あと、右に見えるあれ、駐車場。
ご神橋
長い参道の先には赤いご神橋があります。
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神社でたまにみかける
それ必要?
と思わざるをえない橋です。
神代橋(じんだいばし)という名前らしい。
存在意義を問いたい、君に。
一応、無学の徒ながら橋の必要性を考察してみると…
こういった橋は渡らせるというより、
境界を示すために造られているんじゃないかな。
橋が架けられるのは川。
そして川は境界のシンボル。
彼岸と此岸を分けるのも三途の川。
ギリシア神話で冥府を囲むのも川。
それを踏まえると、
川に架かる橋も、境界を示すという意味合いが強い…のかもしれない。
鳥居も似た役割だけど、川を渡らせる橋の方がより境界という存在を強調しているのでは…?
分かんないけどね!
適当に考えただけ。
手水舎と神門
二宮赤城神社の手水舎。
蛇口タイプ。
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風鈴が涼しげ。
そして、橋の先に建つ神門。
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規模はそれほど大きくはない、質素な造り。
だけどシンプルなデザインで落ち着きがある。
結構好きです。
ひろーい境内と茅の輪
ひろーい境内!
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1740.jpeg)
とっても開放感がありますね。
まるで雲の少ない空のような境内。
まさに今日の二宮赤城神社の上空とおんなじ!
青空!
群馬の赤城神社 今日は青空だ!
そして、こちらが拝殿!
といいたいところですが、
なにやら輪っかのようなものが正面に。
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これは茅の輪という輪っか。
その名の通り、しめ縄にも使われている茅(かや)で作られています。
くぐることで
心身を清め、災厄を祓うことができます。
これを茅の輪くぐり という。
意外と見たことない人も多いですよね。
それで驚いた記憶があります。
12月とか6、7月あたりに神社へ行くと結構置かれてます。
でも、寒い・暑い時期だからね。
あんまり外出しないか。
茅の輪くぐりは、茅の輪が設置されていれば個人でも行うことができます。
しかし、神社の行事として行う方が一般的かもしれません。
その場合、
6月末に行う夏越の祓
12月末に行う年越の祓
があります。
夏に疫病が流行ることから夏越の祓
一年の穢れを祓うために年越の祓
を行います。
(どちらかといえば夏越の祓の方が知名度高め。)
拝殿と本殿
二宮赤城神社の拝殿。
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1739.jpeg)
日差しで、写真がちょっとぼやけてる。
こちらが本殿。
本殿はもちろん、覆屋もなかなか立派!
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1741-3.jpeg)
![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1742-1.jpeg)
覆屋とは本殿を雨風から保護するために建てられる建物。
こんな立派な感じじゃなくて、
トタン屋根のおんぼろハウス!
みたいなのも多い。
裏手の祠たち
神社裏。
祠がズラリ。
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![](https://kotonoha-jinja.com/wp-content/uploads/2023/08/IMG_1744-3.jpeg)
そしてこの神社は土塁(どるい)と濠(ほり)があるらしい。
お城とかでよくみる、敵の侵攻を防ぐやつ。
どうやら、中世における社地の形態らしい。
どういうことだろう?
中世では神社に敵が侵攻するのだろうか。
悪鬼悪霊、魑魅魍魎とか。
タワーディフェンスゲームみたいに。
境内の右奥に赤い鳥居付きの祠もありました。
きっとお偉いさんなのでしょう。
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二宮赤城神社の見どころ
天満宮
境内の左側にある神社も赤い鳥居付きでした。
のぼりには天満宮と書かれています。
ということは
ご祭神は
天神さまこと菅原道真でしょう。
ご利益も絶対、
学業成就。
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二宮赤城神社の宝塔
市指定重要文化財の宝塔です。
平安末期に広まった末法思想の影響により、こういう石造物が多く作られたらしい。
末法思想とは、
「仏教の正しい教えが失われますよー」
っていう予言。
そんな予言しなくていいよ。
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赤城山南麓に多く分布し、赤城塔とも呼ばれるんだって。へー。
昔は予言をそんなに恐れていたんですねえ。
似たやつだとノストラダムスの大予言とか、
マヤの終末予言とかだろうか。
この手の予言、昔は相当恐れられていたようですが、今ではほぼエンタメです。
おまけ
茅の輪のくぐり方
せっかくなので、茅の輪のくぐり方も書いておこうと思います。
ー 茅の輪のくぐり方 ー
簡単にいえば、八の字を描くように茅の輪をくぐります。
1.茅の輪の前に立ち、一礼。
2.左足でまたぎながらくぐり、左側を回ってから正面へ戻る。
3.再度一礼。今度は茅の輪を右足でまたいで、さっきと同じように右側を回ってから正面へ。
4.再再度一礼。最初と同じように左足から左側へ回り、茅の輪の正面へ。
5.最後に茅の輪を普通にくぐり抜ける。
以上です。
また、茅の輪をくぐる際に唱え言葉を唱える場合もあります。
神社によってまちまちですが、
水無月の 夏越の祓 する人は ちとせの命 のぶといふなり
という歌を詠むのが一般的。
意味はそのまんま
6月の夏越の祓すると、寿命が1000年にのびるよ という意味。
でも1000年も伸びたら逆に困りそう。
テロメアが悲鳴をあげる。
記事の裏書き(どうでもいいこと)
これで、赤城神社の総本社を主張する三社全部に参拝できました。
同じ赤城神社とはいえ、三社とも結構雰囲気が違ったなあ。
いったいどこが総本社なんでしょうね。
今日の歩行距離は2km。
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