《ご利益・神様》歴史、胡桃に藤の花【笠間稲荷神社】アク強めな神社好きの紹介

茨城県、笠間稲荷神社の楼門。

重い重い
笠間稲荷神社の歴史
例えるなら…
バケツ一杯の鉛

というわけで今回は、
茨城県笠間市笠間稲荷神社
の紹介・感想です!

目次

笠間稲荷神社ってどんな神社?

笠間稲荷神社は、全国にたくさんある稲荷神社のうちの1つ。
その中でも滅茶苦茶歴史が古いです。

また、昔はこの辺りに胡桃(くるみ)の木が生えていたらしく、祠も胡桃の下にあったため
胡桃下(くるみがした)稲荷
とも呼ばれていました。

そんな笠間稲荷、どのぐらい歴史が古いのかというと、
その創建はなんと651年!

うひゃー!
…といっても、年号だけではその凄さ、
伝わりませんよね?
なので比較してみましょう。
稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社さまの歴史とね!

伏見稲荷大社の創建は…
711年です。

笠間稲荷は
651年です。

そう…!
あの稲荷神社のボス・伏見稲荷よりも
60年先輩なのです!

さらに!

現在、最古の稲荷神社と言われている
和歌山県の糸我稲荷神社の創建は、
652年
1年先輩なのです!

あれ?
笠間稲荷こそが最古の稲荷神社
では?
(社伝の正当性とか、その辺を考慮するとまた違うのかもしれませんが。)

「まさか!」と言いたくなる事実ですが、
これホントなんです。
「まさか」を逆さに読んだなら、
「かさま」になるのがその証拠

日本三大稲荷の笠間稲荷

あと、笠間稲荷は日本三大稲荷の一つとしても数えられています。

が…

実は、日本三大稲荷とされる稲荷神社は3社だけじゃないんです。
伏見稲荷はほぼ確定ですが、他2社は意見いろいろです。

「俺、実は三大稲荷の一社なんだ」
とか
「あの稲荷すげえ、三大稲荷の一社だろ!」

ってな意見が結構たくさんあるのでしょう。

結構そこらへん適当なのです。
みんなも「自分だけの三大稲荷」作ってみよう!

ご利益・ご祭神

ご祭神 ご利益
宇迦御魂神(ウカノミタマノカミ)「商売繁盛」「五穀豊穣」
など

稲荷神社なのでご祭神はもちろん、
お稲荷さまこと
宇迦御魂神(ウカノミタマノカミ)

ご利益は
商売繁盛五穀豊穣
お稲荷さまといえば、コレ。

アクセス

電車の場合

笠間駅から徒歩で約20分。
タクシーなどを利用すると5分程度。

車の場合

北関東自動車道の友部IC
または笠間西ICが近い。
どちらも約15分。

神社レポ

大鳥居と仲見世通り

笠間稲荷の入り口。
大きくて立派な朱色の鳥居
かなり大きいです。

鳥居をくぐり、参道へ。
参道は仲見世になってます!
仲見世とは…神社仏閣の境内にある商店街。

今日は人通りが少なめですが、
商売繁盛のお稲荷さまらしい賑やかな参道です。

絵馬殿と手水舎

少し進んで左手。
休憩所みたいなこのスペース。
絵馬殿です。
大絵馬とかいろいろ奉納されてます。

何も知らなければ趣のある休憩スペースにしかみえない。
でもよく見ると、いろいろ奉納されてて面白い。

反対側には立派な手水舎
これまた立派。

この後紹介する楼門もですが、
なんだか笠間稲荷は建物が壮麗です。

楼門と馬

そして正面にでんっ!とそびえるのが、
楼門です。
二階建て。

裏には2頭の馬。
神さまを乗せる馬・神馬(しんめ)です。
乗るなら狐より馬。
馬は神さまの標準装備。

見事に左右対称だ。
これがほんとの
神馬(シンメトリー

そして背中のあれ(御幣)、
空気抵抗を受けて走り辛そう。

あとこの神馬、ゲーム「大神」に登場する風神にちょっと似てる。
あっちは御幣じゃなくて団扇だけど。

拝殿と本殿

楼門をくぐっていよいよ拝殿
活気あふれる朱色です。

境内の端
水占みくじ用の水が涼しげ。

右側から裏手に回ると本殿へ行けます。
さっそく見に行こう…
ん?

まさかの工事中!
(2023年8月19日)

本殿の装飾とかすごく立派だったので、
少し残念。
でも新しくなる本殿が楽しみです。

その他の見どころ

笠間稲荷の裏手 おすすめ!

字笠間稲荷は裏側にもまわってみるのがおすすめ。
静かで落ち着く場所です。
それに、本殿の装飾をじっくりと眺めることもできます。

狐塚


本殿の真後ろにある、
狐たくさん狐塚
狐だらけでちょっと圧があります。

心なしか、前来た時よりも増えてるような…。
気のせいかな。

今は工事中で景観があまりよくありませんがここも結構好きな場所。
本殿の完成が待ち遠しい。

末社

狐塚の近くには神社(末社)があります。

お稲荷さまと縁のある神様たち。
稲荷’s friends.

やっぱり笠間稲荷の裏手ってなんだか素敵。

商売繁盛のお稲荷さまらしい
表の賑やかで華やかな空気
に対し、
裏の静かでひっそりとした空気
な所とか特に。

八重の藤 

境内の右側には立派な二株の藤の木が生えています。
手前のが八重の藤です!
お相撲さんみたいな名前。
樹齢は400

見ごろの時期(4月下旬から5月上旬)には藤の花が咲き乱れ、とっても綺麗な場所です!

ご神木・胡桃(くるみ)の木

そんな藤の木の近くにあるご神木
胡桃(くるみ)の木

笠間稲荷の始まりは、胡桃の下にあった小さな祠。
胡桃の木がご神木とされる理由でしょう。

聖徳殿

藤の木のさらに右側。
境内をちょっと外側に出たところにある聖徳殿

その名の通り、聖徳太子が祀られているのですが…
なんか一緒に祀られた大黒天のほうが目立ってます。
目立ちたがり屋な大黒さま。

さざれ石

楼門の手前右。
さざれ石です。
国歌に出てくるやつ。

以上。

昔僕が初めてさざれ石を見たとき、
国歌に登場するさざれ石とはここの石だったのか…!
なんて感動してました。
実際は「神社とかでそこそこ見かける石」なんですけどね。
結構残念だった。

必要以上に感動させられたんだ!
説明もこれぐらい雑で釣り合いが取れるってもんでしょう。

おまけ

最後に笠間稲荷とはちょっと違うんですが、
目と鼻の先にある神社・城山稲荷神社を紹介しようと思います。

城山稲荷神社 おすすめ!

笠間稲荷裏手の右奥からすぐ行けるこの神社、
城山稲荷神社。
歩って1分もかかりません。

人もあんまり来ませんが、ひっそりしててすごく好きな神社。
毎回ここも寄ってます。
ご祭神は
お稲荷さま
誉田別命(ホンダワケノミコト)
の2神。

出世のご利益があるとされ、
城山出世稲荷大明神とも呼ばれています。

笠間稲荷裏手の右奥から行くと、
城山稲荷の裏から入れます。
つまり
裏 to 裏

そんなわけで僕も毎回、笠間稲荷の裏から行っているのですが…

そのせいで!
城山稲荷正面にある“鳥居“
“とりい“(撮り)忘れてしまいました!
うっかり。

記事の裏書き(どうでもいいこと)

前に来たときは笠間稲荷の大鳥居が壊れていたんですが、復旧したようです。
たしか、地震の影響かなんかで倒壊していたような…。
何はともあれ良かった。

今日の歩行距離は6km

いつものごとく辺りを散策しました。

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