おにぎりは山の形を模して三角になった。
おにぎりはもともと神さまへのお供え物だった。
というわけで今回は
茨城県水戸市吉田神社の紹介・感想です。
吉田神社ってどんな神社?
吉田神社は、
『英雄・日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が旅の途中、吉田神社にある三角山(朝日山)で休憩した』
という伝説から創られた神社です。
ここでヤマトタケルが
「ここは良い田(吉田)が出来るぞ」
と言ったことから、吉田神社と言う名前になりました。
現在も境内に三角山が残っており、神聖な場所として扱われています。
…とはいえ、何も知らないと
「なんかあるな…」
ぐらいにしか思わないかもしれない。
もったいない。
また、吉田神社は常陸第三宮でもあります。
これは簡単に言うと、
「常陸国で3番目に格の高い神社ですよー」
という意味。
つまり銅メダルが進呈されるレベル。
ご利益・ご祭神
ご祭神 | ご利益 |
---|---|
日本武尊(ヤマトタケルノミコト) | 健康守護・武道守護・交通安全 など |
吉田神社のご祭神は、神社にある三角山で休憩をとったとされる
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)。
数多の危機を乗り越え、
東国平定を成し遂げた神さまです。
そんなヤマトタケルのご利益は
健康守護・武道守護・交通安全
など。
ご神徳や伝説から雄々しい印象を受けますが、
女装したりもする神さまです。
言うなれば、和製ヘラクレス。
アクセス
常磐自動車道の水戸ICから車で約7分。
水戸駅から徒歩で約25分。
また、水戸駅から吉田神社前までのバスもあります。
神社レポ
鳥居とご神木の大欅
吉田神社の鳥居。
小雨が降ってますが、おかげでアジサイが映える。

鳥居をくぐるとすぐ、
階段の右上に巨大な欅(ケヤキ)のご神木があります。


斜めに伸びてて不思議。
実はこのケヤキ、水戸空襲で社殿や周りの木が焼失したなか、唯一生き残ったという剛の者。
ご神木はご祭神に似るようだ。
三角山
階段を上りきってすぐ左にあの三角山があります。



三角山…それはヤマトタケルの憩いの場。
みんなで仲良く三角おにぎりをほおばるヤマトタケルの姿が目に浮かびます。
随神門
まっすぐな参道。
随神門もあります。



随神門をくぐると参道の感じも変わり、
”心して進めよ感”がある。
しだれ桜と社殿
門をくぐるとすぐ本社。
右にはしだれ桜も植えられています。

樹齢100年だそう。


吉田神社の本殿。

その他の見どころ
夫婦杉 見落としがち
随神門をくぐって右端に、
もう一つのご神木・夫婦木があります。
撫でると
夫婦円満・家内安全・子授け
のご利益があるといわれています。

神社の案内板にも書かれていなかったので、見落としやすいかもしれない。
縁結びの笹
吉田神社本殿の左側には
縁結びの笹が生えています。
利き手じゃない方の手で笹の葉を結ぶと、
御縁が結ばれる・願いが叶う
らしい。
ただ、意外と難しい。


どの葉も結ばれていて、結ばれていない葉を探すところから始まります。恋人探しと同じだあ。
この笹は水戸黄門によって植えられたそうですが、まさかこんなことになるとは思っていなかったでしょうね。
方位守護末社
吉田神社には四神の名が付けられた末社(境内にある小さな神社)もあります。
朱雀のポジションが鳳凰だけど、似たようなもんか…。
左上・青龍 右上・玄武




左下・白虎 右下・鳳凰
四神が祀られているわけではありませんが、
それぞれに四神の名が付いてる末社は
正直、カッコイイ。
あと、末社〈鳳凰〉だけ本社からちょっと離れたところにありました。
吉田天満宮
随神門の手前右側には
吉田天満宮が鎮座しています。
祭神はもちろん菅原道真公。
ご利益は
学業成就や合格祈願など。


境内社にしてはなかなか立派です。
道真公もこれにはニッコリ。
記事の裏書き(どうでもいいこと)
おにぎりを三角に握るのって案外難しそう。
今日の歩行距離は0.95㎞。
歩いてないようなもん。
