《ご利益・神様》日光の隠れたパワースポット【滝尾神社】アク強めな神社好きの紹介

栃木県、日光にある滝尾神社の運試しの鳥居。

そうめんは、めんつゆにねぎとしょうがを入れるのが好き。

というわけで、今回は
栃木県日光市滝尾神社の紹介・感想です!
(初見ではない。)

目次

滝尾神社ってどんな神社?

滝尾(たきのお)神社は日光の女峰山をご神体とする神社。
女峰山の女神を祀っています。

日光三社権現の一つにも数えられ、
(他二社は二荒山神社と本宮神社)
二荒山神社の別宮とされています。

別宮とは
「本宮(今回は二荒山神社)と関係の深い神社」
とザックリとらえてもらえれば大丈夫。

滝尾神社の神さまは二荒山神社の神さまの奥さんですから。
そりゃあ関係が深いに決まってる。

最近は隠れパワースポットしてその名を耳にすることも多いです。

パワーの強弱は分かりませんけど、
個人的な好みでいえばかなりお気に入り。
日光の神社の中では一番好みかも。

ご利益・ご祭神

ご祭神 ご利益
田心姫命(タゴリヒメノミコト)安産・子育て・縁結び

田心姫命(タゴリヒメノミコト)
二荒山神社の神さま(大己貴命)の奥さん。
ご利益は
安産・子育て・縁結び
など。

また、タゴリヒメは水の女神でもあります。
これに関しては滝尾神社に行けば納得できるはず。
水がとっても綺麗な神社でした。

アクセス

車の場合

日光宇都宮道路の日光ICから15分程度。
広くはないですが、神社前に駐車スペースがあります。

おすすめです!

電車の場合

JR日光駅・東武日光駅が近いが、徒歩だとだいぶ時間がかかる。

駅からバスでバス停:神橋で下車しても30分ほどかかる。

車がおすすめ。

神社レポ

滝尾神社まえ

神社まえの駐車場。
さっそく小さな神社が!

こちらは徳水神社
水の女神・罔象女神(ミヅハノメノカミ)
が祀られています。
滝尾神社の神さまにちょっと似てます。
のぼりも涼しげでいいですね。

小さいけれども良い雰囲気の神社

参道と白糸の滝

神社の参道。

めっちゃ良い!
こういう緑豊かしっとりとした参道、ものすごく好き。

そしてすぐ左側にあるのは白糸の滝と呼ばれる滝です。
弘法大師が修行した場所の一つとされています。

確かに白糸!

綺麗だ。
でもうーん、
そうめんにも見えるなあ。

ん…?そうめん…!?

そうめん地蔵!?!?
そうめん谷!?!?

なんのことか分からないですよね。
実は「そうめん地蔵」という日光の民話があるのです。
日本昔ばなしで知りました。
その話の中で二荒山神社の名前が出たので
お、二荒山だ〜♪
と喜んだ記憶があるのでよく覚えてます。
そしてその話の中にうめん谷という場所が出てくるのです。
それで、そうめんみたいなこの滝…
もしや…元ネタはここなのか…!?

なんて一人でテンションが上がっただけ。
(元ネタかどうかは定かではない。)
そうめん地蔵の詳しい話は記事下にて。 コチラ

運試しの鳥居

参道の先にあるこの鳥居が運試しの鳥居

鳥居の額がある部分に丸く穴が開いてますね。
ここに玉を3回投げ、一回でも入れば
「願いが叶う!」
とか
「良いことがある!」
とか言われています。

運試しの鳥居なんて言われてますが、玉入れ技術とかの方が影響するのでは。
どちらかといえば、投擲技術試しの鳥居。

投げる玉はこれ。
鳥居を傷つけない、投げ専用の玉です。

僕も願掛けをして3回投げました。

そして3回とも外れました。

…悔しい。

球を投げてよいのは3回まで…。

でも!
よく考えてみれば
再挑戦していけない”とはどこにも書いてない。

つまり!

「3回投げる」という挑戦、それ自体をリトライすれば、
それは4球目ではなく、
2度目の挑戦の1球目なのである。

と、いうわけで
7、8回目の挑戦の3球目にてようやく穴に入りました!

ふう!よかった!
これで願いは叶いそうです!

楼門と拝殿

拝殿前にある楼門
楼門とは二階建ての門のこと。立派です。

その先の拝殿。
シンプルながらも緑に落ち着いた朱色が映えてる。

唐門と本殿

そして、特徴的なのがこの唐門本殿

左が唐門。
本殿をぐるりと囲んでいるやつ。

本殿の真後ろにはご神体の女峰山。
このご神体を拝めるよう、
本殿裏には扉がついてます。
なかなか珍しい造り。

その他見どころスポット

ここまで、入り口から社殿までを紹介しました。
でも見どころは他にもたくさんあります。
むしろこの神社、ここからが本番と言っても過言ではない。

三本杉と無念橋 超おすすめ!

滝尾神社の見どころといえば、女峰山の女神が降臨したとされる三本杉でしょう!

無念橋

タゴリヒメが降臨したとされる
聖なる三本杉

のまえにかかる小さな橋。
無念橋です。

無念といっても、邪念を断って身を清めるとかそっちの意味の「無念」

自分の年齢と同じ歩数で渡ることで、女峰山に登ったのと同じご利益があるとされています。
そのため 願い橋 なんて呼ばれ方もされているんだって。

でもこの橋、かなり短い
僕の場合、22歩で渡る必要がありましたが、結構たいへん。
足踏みレベルで渡りました。
ネギをきざんでいる気分。
小口切りです。

三本杉(ご神木)

そんなわけで無念橋を渡ると、
タゴリヒメ降臨の三本杉にたどり着きます。
滝尾神社で一番神聖な場所。
小さいと馬鹿にして祟られた人もいるとか。
僕もここが一番好き。
少し開けた感じなのもgood。

でも実はこの木…2代目です。
初代はもう倒れてしまったらしい。

倒れた木はそのままにしておくのが習わしらしく、今も横になってます。

立ちっぱなしでしたからね。
寝たくもなるでしょう。

滝尾稲荷神社

三本杉の隣にあるのがこの滝尾稲荷神社
ご祭神はもちろんお稲荷さまこと倉稲魂大神(ウカノミタマノオオカミ)

この神社にはこんな話が伝わる。


あるとき、滝尾上人という人が朝のお供え物を忘れてしまったという。
すると、稲荷の神が化け…

お供え物を催促したという。

祟る!とかではなく催促なのがなんともかわいい
愛らしい神さまです。

酒の泉

稲荷神社の左側にある酒の泉
日光の名水として有名な湧き水です。
この水でお酒を造るとおいしくなるらしい。

名前からしておいしそう。
僕はお酒飲みませんが。

子種石

酒の泉から、さらに左にある子種石
その名の通り、子授け・安産のご利益があります。
石のまえで祈りをささげた後、時計回りに回ることでご利益があるらしい。

影向石(ようごうせき)

最後に参道の途中にある石・影向石です。

右に続く道があります。

その先にあるこれが影向石

影向とは神仏が仮の姿でこの世にあらわれること。

空海はここの岩で美しい女神を見たらしい。
僕も見たい。

おまけ

そうめん地蔵

昔々、あるお坊さんが日光の二荒山神社へ参拝に行った帰り道のことです。
途中、お腹を空かせたお坊さんは、お寺の別所を訪ねます。
その別所には3人の坊主がおりました。
お坊さんが何か食事をいただけないか聞いたところ、坊主達は快く聞き入れてくれました。
坊主たちはそうめんを用意してくれるそうです。

めでたし、めでたし

…となっては物語は始まらない。

実はこの坊主達、とても質の悪い意地悪坊主だったのです。
坊主たちが出したのは、ぜったいに食べきれない量のそうめん。
当然、残すことは許されません。
満腹になっても、お坊さんは無理やりそうめんを食べさせられたのです。
よく分からないいたずらである。

そんなとき、別所にまた違う僧侶が訪ねてきます。
意地悪坊主が様子を見に行くと、
その僧侶も同じように
「お腹が空いた」
と言います。
そこで意地悪坊主たちは、また同じように食べきれない量のそうめんを用意し始めます。
やっぱり、何がしたいのかよくわからない。

しかし、この僧侶はただものではなかった。
意地悪坊主が用意した、食べきれるはずない量のそうめんをあっという間に平らげてしまったのです。

日本昔ばなしでは、
大量のそうめんをものすごい速度で食べ尽くしてました。
格ゲーキャラ並みの無駄にアクロバティックな動きで。
さすがお地蔵さん。仏なだけある。(ネタバレ)

だが、意地悪坊主たちも謎にプライドが高い。
今度は人を使い、日光中のそうめんを用意させます。
そんな量のそうめんを用意する坊主達は何者なのだろうか?
いや、それ以前に、
なんでそんなことに本気を出すんだ!?
とまあ、ツッコミはこの際おいておいて…

しかし、いくら用意しようと、僧侶は悉くそうめん平らげてしまいます。
そうして、
日光中のそうめんはすべて食べ尽くされてしまいました。
ウルトラ大喰らい。フードファイターも裸足で逃げ出すレベル。
っていやいや食いすぎでしょ。

ツッコまずにはいられない。

さすがの意地悪坊主もこれには降参。
すると、謎の僧侶は自らが地蔵菩薩であることを明かし、意地悪坊主達を諌めます。
以降、この坊主達は意地悪をしなくなったという。

その後、近くの谷が真っ白に染まったという話が届きます。
そう、谷にはお地蔵さんが食べたはずの
大量のそうめんが流れていたのです。

もったいない。

以来、この谷はそうめん谷と呼ばれるようになったとか。
これが本当の流しそうめん

以上が、そうめん地蔵の話。
僕は日本昔ばなしで知りましたが、
地元では有名な話なのだろうか…?

この白糸の滝がそうめん谷と関係があるかはわからないんだけどね。

でももしかしたら!
もしかするかもしれない…。

ちなみに僕が見たそうめん地蔵は
日本昔ばなしvol1526

参道と白糸の滝 へ モドル

記事の裏書き(どうでもいいこと)

たまにJR駅で流れる、

「こちらは、多機能トイレです。」

というアナウンスを聞くと、脳内で

「こちらは、滝尾トイレです。」

と変換されてしまう。
きっと滝尾神社のせい。

今日の歩行距離は11.8km。
日光をうろうろ歩き回りました。


日光は歩くだけでも楽しい。
ディズニーランドみたい。

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