海豚
これでイルカと読むの、
納得できないね。
というわけで今回は、
青森県青森市
栄町 諏訪神社
の紹介・感想です。
なお、正式名称も通称も「諏訪神社」。
諏訪神社って名前、多いからしかたない。
栄町諏訪神社ってどんな神社?
栄町諏訪神社は、
青森港が開港した際、港の守護神として
堤川(つつみがわ)中洲に遷された神社です。
津軽藩の藩主もたびたび参拝したらしい。
しかし!
明治時代に起きた大火事によって、
社殿をはじめとして、
鏡の井や逆手の桜
とかいう面白そうなものまで燃えてしまったそう…。
惜しい。
もし残っていたら…
この記事ももう少し長かった。
イルカの諏訪まいり
そんな火災に見舞われてしまった諏訪神社ですが、
それでもなお残り続けるもの。
それが、
イルカが神社に参詣する
という面白い伝説です。
なんでも、
月に一度イルカ達がそろって堤川から入り、
この諏訪神社を目指してやってきたらしい。
想像するとなんだかかわいいね。
そのため、この諏訪神社はイルカ参りの宮とも呼ばれています。
ちなみに、そのことが書かれた資料(津軽俗説選)では、イルカが魚扱い。
哺乳類なのに!!
豚扱いより酷いではないか。
ご利益・ご祭神
ご祭神 | ご利益 |
---|---|
武御名方神 (たけみなかたのかみ) | 開運 勝利祈願 海上安全 |
猿田彦神 (さるたひこのかみ) |
祀られているのは
武御名方神(たけみなかたのかみ)
と
猿田彦神(さるたひこのかみ)
主祭神であるタケミナカタは
軍神としてとても有名ですが、
水を司る水神としての側面も持っています。
そのため
開運や勝利祈願に加え、
海上安全
のご利益があるとされています。
青森港の守護として諏訪神社が遷されたのも納得です。頼もしい。
また、一緒に祀られているサルタヒコは
道案内の神さま。
船が海で迷子にならないように、
という願いから祀られているのかもしれない。
神社レポ
堤川と諏訪神社の鳥居
かつてイルカが通ったとされる堤川。
その向こうに諏訪神社の鳥居が見えます。

でも実は、当初遷された場所は現在の場所とは異なります。
ココ、川の中洲じゃないし。
そして一の鳥居。
イルカが来れるのはここまで!

さすがにイルカも、陸にあがって攻めたりしないでしょう。

地に生きる者の特権を享受しながら、
参道を進みます。
かわいい手水舎
その先にある二の鳥居の色は黒。
左側に手水舎があります。

松の木がもったいぶって隠してますが、
ここの手水舎が独特でかわいい。

ま、サムネでネタバレしてるんだけどね。
諏訪神社の手水舎はなんと、
イルカが水を吐いてます!

さすがに、珍しい。
初めて見た。
参拝途中で迷子になりそうな、
気の抜けた表情です。

触るとヒンヤリ。
社殿と境内社
そして諏訪神社の拝殿。

拝殿の周りには境内社が並んでいました。
もうちょっと社にアイデンティティが欲しい。

本殿。大きい。新しい。
火災が起きる前の社殿も見たかった。

アクセス
青森中央ICから車で約15分。
青森駅から徒歩約30分。
どうでもいいこと
探してないけど、イルカはいなかった。
探したらいたかも。
今日の歩行距離は17m。

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