《ご利益・神様》日本一!黄金のだいこく様の【中之嶽神社】アク強めな神社好きの紹介

群馬県、中之嶽神社の鳥居。

轟岩。

山から天に向かって噴き上げているかのような岩。

というわけで、今回は群馬県甘楽郡下仁田町中之嶽神社」の紹介・感想です。

前回紹介した妙義神社の近くにある神社です。
前回:《ご利益・神様》上毛三社!奇岩連なる不思議な【妙義神社】アク強めな神社好きの紹介

目次

中之嶽神社ってどんな神社?

妙義山に位置する中之嶽(なかのたけ)神社
日本一大きな黄金のだいこくさまがあることで有名です。

そして中之嶽神社は
大きく分けて二社で構成されています。

一つは
妙義山の神様である波己曽大神を祀る
中之嶽神社

(今は日本武尊が祭神)

もうひとつは
山に登った空海たちが奉斎した神さま(大国主命)を祀る
大国神社

です。

現在、中之嶽神社の方に日本武(やまとたける)尊が祀られているのは、
妙義山に登ったという伝説から。

また嵯峨天皇の時代には、
藤原冬嗣空海も登っています。
著名人に人気。
妙義山はカリスマ山。

また山に登った際、

「大国主命を奉斎せり」

と伝えられました。
そうして、大国主命を祀るために建てられたのが大国神社です。

大国主の読みは「おおくにぬし」ですが、
その字は「だいこく」とも読めます。

そのため七福神の1柱である福の神
大黒天(だいこくてん)と習合されました。
黄金のだいこくさまがこの神社のシンボルとなっている理由です。

ご祭神・ご利益

今回は大国神社と中之嶽神社
の2社を紹介していこう。

大国神社

ご祭神 ご利益
大国主命(だいこく様)「厄除け」「開運」「縁結び」「縁切り」など

大国主命は出雲大社で祀られている神さま。
縁結びのご利益が有名。

なぜなら、モテたから。
単純明快

またさっきも書いた通り、
オオクニヌシは七福神の大黒天とも習合しています。

大黒天は福の神。
あの大きな袋と、小槌を持ったあの神さまです。
和風サンタクロースみたいな。
そのため、開運のご利益もあるといわれています!

あ、そうそう
ここのだいこく様はちょっと特殊で、
小槌ではなく剣を持ってます。
その剣で、悪縁や厄を斬り祓ってくれるらしい。

ご利益の幅が広い欲張りな神さま。
間違いなく商売上手。

中之嶽神社

ご祭神 ご利益
日本武尊「勝運」「災難除け」など

もう一つの方、中之嶽神社。
もともとは妙義山の神さま(波己曽大神)を祀る神社です。

今のご祭神は
妙義山に登ったとされる
日本武(やまとたける)尊
第12代景行天皇の子。

大和政権統一のために日本中を巡ったとされる伝説の人です。
ほんとどこにでも行く人。
当然のごとく妙義山にも登ってます。

まあそんな行動力を擬人化したような人物
日本武尊ですが、正真正銘の英雄です。

星の数ほどの困難を華麗に切り抜けました。

今なら確実に映画化されます。
ハリウッドスター・ヤマトタケル。
全米が泣く。

まあそんなわけで、
災難除けのご利益があるらしい。

アクセス

車の場合

近いのは上信越道の松井田妙義インター。約15分。
下仁田インターからだと25分程。
車がおすすめ!

電車の場合

山中にあるため、電車はあまりおすすめしないです。
磯部駅などからタクシーを利用する必要があります。25分ほど。

神社レポ

中之嶽神社 入り口

神社前の駐車場。
鳥居が見えます
が、それより

金のだいこく様巨大な岩が目立つ!

あの岩の名は轟岩
その名の通り、
我が存在を轟かさん!
とする意志が見える。
石だけに。

だいこく様はだいこく様で、
派手な金色でアピールしてます。

このふたり、絶対目立ちたがり屋。
人のいない夜中とかに睨み合っているかもしれない。。

右には妙義山の岩肌
派手にギザギザ!
お弁当に入ってる緑のあれ(バラン)みたい。
みんな残すやつ。僕も残してる。

参道と黄金のだいこくさま

参道。
どんどん存在感を増すだいこく様。
灯籠もなんかいい感じ。

だいこくさまの紹介ターン!

日本一!
剣を持った巨大なゴールデンだいこくさまです。

身長は20メートル
体重8.5トン

1.7mじゃ物足りない!
そんな高身長男子が好きな女性にもオススメでき高さです。

そしてこのだいこく様
珍しいことに剣を持っています。
普通は打ち出の小槌。

さすが!目立ちたがりだいこく様。
アイデンティティの確立に抜かりなし!

「他のだいこくとは一味違うぜ」
 
そんな声が聞こえてきます。
カッコイイ。

このあたりで紹介ターンエンドッ!
です。

なぜ剣を持っているのか

小槌じゃなくて剣を持つだいこくさま。
その理由は諸説あります。

ひとつは
中之嶽神社の神宝が剣だから
という説。

もうひとつは
剣を持つ不動明王と習合したから
という説。

不動明王と習合…? 
大国主大黒天と習合していたはず。
そして、大黒天は不動明王と習合…?
そういえば、大黒天はシヴァ神の異名。

つまりここでは…

不動明王=シヴァ神=大国主

なのか…?
強そう。 

大国神社の境内・手水舎

鳥居をくぐると…

静かで落ち着く神社特有の空気感!
初めての場所なのになんだか懐かしいような気持ちさえします。

もちろん正面の神社が大国神社です。

写真のフレアは気にしないでね。
構図がいい感じだし、このまま載せたい。
それに、これはこれで演出として良い感じになっているんじゃないかな…。
神秘的だと素人の僕は思うのです…。
ピンチはチャンス。

手水舎

みず・ドラゴンタイプの手水舎。
左手で水をうけ、口を清める。
妙義山に登ったときの土を落とし切れていなかったので、妙義山の味がした。

大国神社の社殿

この社殿前の雰囲気、超好き。
程よく明るく、程よく暗い。
静かで落ち着くこの空間。

社殿前には打撃属性と斬撃属性のだいこく様。
一般的な小槌のだいこく様もいるんですね。

両方同時に倒さないと復活する系のボスみたいな雰囲気を出してます。

甲子だいこく様

ここのだいこく様は 甲子だいこく
大国神社の端のほうにあります。

甲子といえば…
甲子園!

甲子園と言えば…
野球!

ということでバットとグローブを持ってます。
野球のご利益があるらしい。

バットを持ってニッコニコのだいこく様。
手に馴染んでいるのでしょう。
「かたにちからバット」ではなさそう。

それにしても、ここのだいこく様はいろんな物を持ってます。
いつの日か、コルトパイソン とか 焼きまんじゅう とか持たされるかもしれない。

中之嶽神社と轟岩

それでは次に中之嶽神社の方に向かっていきましょう!

社殿前の長い階段

大国神社に行く途中にある長い階段。

めちゃくちゃ良い

そして、奥に見える異様な存在感を放つ大岩…。
そう、あれこそが轟岩だ!

階段を登るたびに大きくなる轟岩。
わくわく。

公式サイトによると、中之嶽神社は
やる気・元気が出るパワースポット
らしい。納得。 

こ…ここから一気に駆け上りたくなる衝動が!
落ち着け、落ち着くんだ、我が胸のうちの悪路王。

そうそう、
階段を登るとき、足裏全体で着地すると良いと聞いたことあります。
受け売りの知識ですが。

つま先を先につけず、
かかとまでしっかり階段につけるイメージ
らしい。

社殿と轟岩

長い階段を登り切った先。
轟岩とそれを拝するための社殿があります。

社殿の裏にそびえる轟岩。

轟岩の紹介ターン!

こ…これは…!

御神体を安置する本殿がない!?

中之嶽神社は轟岩を御神体とする自然崇拝の神社。
そのため、本殿がありません!
日本古来の神社形式なのです!

こんな神社があるなんて…本当に驚きました!

と、言いたいところですが、
そういう神社があることを知っていたので驚いてません。
有名どころだと、奈良の大神神社もこのタイプ。
行ったことないけど。


そしてこの轟岩
妙義山にある、
というよりは妙義山から轟岩が飛び出している。
山のエネルギーが天へ噴き上げているみたい。
これ、もはや岩の間欠泉

周りにはたくさんの祠がありました。
それだけ、この場所に何かを見出したということ。

紹介ターンエンド
です。

その他のスポット(おまけ)

あまり重要ではない部分。
轟岩近くで僕が見つけた石祠についての内容です。

轟岩の石祠  超見つけづらい & 距離あり

中之嶽神社の2つ目のシンボル・轟岩。
実はこの岩、登ることもできます。

そしてその途中にも石祠がありました。
全部見つけたわけじゃないですが、僕が見つけたものを紹介。

中之嶽神社の端
轟岩と書かれた看板を見かけ道なりに進んでみる。

まっすぐ進むとこんな感じの道。

一度道を間違えました。
轟岩の左側から回り込むような感じです。

少し進むと左に岩壁

さらに進むと、下の写真のような場所に(左)。

ここを右に曲がると、道があります。(右)
…正直、写真だとよく分からないかもしれない。

あとは道なりに進むと

石祠をみつけました。
まず人はこないであろう場所。

裏には不思議な形の岩

何に見えるか、と問われれば… 
なんだろう…。

気の利いたことを書こうと思いましたが、思いつかなかったのでやめます。

他にも祠はあるらしいですが、
僕が見つけたのはここだけ。
何かの参考になったらうれしいな。
分かりづらいけど。

記事の裏書き(どうでもいいこと)

だいこく様と轟岩。

だいこく様は公式ホームページの顔になってますが、この巨大な岩も十分なアピールポイントになると思うのです。
贅沢な神社ですよ、中之嶽神社。

歩行距離は、妙義神社参拝の日と同日なので、前回の記事と同じ7.6km

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