《ご利益・仏様》日本三文殊の一つ!学業成就の【亀岡文殊】お寺も好きな神社好きの紹介

教育の根は苦いが、その果実は甘い。

            byアリストテレス

というわけで今回は、
山形県高畠町亀岡文殊
(松高山大聖寺)
の紹介・感想です!

目次

亀岡文殊ってどんなお寺?

亀岡文殊は正式名を松高山大聖寺という真言宗のお寺です。
創建はなんと1200年前。よっ!古刹っ!

祀られているのは文殊菩薩という智慧の仏さま。
これが、ご利益が強いことでとても有名

そのご利益の強さから、亀岡文殊の文殊菩薩は
生き文殊とも呼ばれ、
大和の安部・丹後の切戸と並び、
出羽の亀岡として日本三文殊の一つに数えられています。
そんなわけで、毎年多くの受験生が訪れているらしい。ちなみに、僕の身内にもいた。

ご利益・ご本尊

ご本尊ご利益
文殊菩薩「試験合格」「学業成就」
(大聖寺本坊のご本尊は大日如来)

祀られているのは
智慧の仏・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)
そのためご利益は
試験合格学業成就など!

あの有名なことわざ

三人寄れば文殊の知恵

の文殊は文殊菩薩のことです。
凱旋門賞馬・モンジューのことではありません。
つまり、
文殊菩薩の智慧は人間3人分!

…あれ、
そう言い換えたらなんかショボい…。
その3人は道真公のような識者なのでしょう、多分。

アクセス

車の場合

東北中央自動車道の南陽高畠ICから約10分。

電車の場合

高畠駅から車で約7分。

お寺レポ

石畳の参道と仁王門

亀岡文殊の入り口。

苔むした参道と、駐車場に車を停めるせいでスルーされがちな仁王門が建ってます。
今日はどうやら歓迎ムード。
見てください!
狛犬も猫みたいにお尻を上げてます。

古杉に囲まれた参道。神聖な空気です。

護摩堂(出世不動尊)

そんな参道の左側に建っているのが護摩堂
祀られているのは不動尊です。
出世不動尊」…なんと魅力的な名前!
出世のご利益があるに違いない。

手水舎(口漱場)

右手には凄く雰囲気の良い手水舎。
この坂の感じが良い…。

亀岡文殊の参道と手水舎

手水舎
厳密には手水舎ではなく「口漱場」と明記されているらしい。
読みは「こうそうば」?
意味は伝わるけど、初めて見た文字列。

井戸のような形もなかなか趣深い。
さすが口漱場。

十六羅漢と鐘楼堂

上り坂。

参道の脇にも石仏がぽつぽつ置かれています。

そして右手に現れる鐘楼堂
そしてその手前には十六羅漢の石像が並んでいます。

十六羅漢とは、お釈迦様が死ぬ前に仏教を託した16人の弟子たちのこと。

残念ながら、裏切り者が一人出てしまった…
なんてこともありません!
十六羅漢、不吉の13番も見事にスルー。

この巨大な鐘楼堂は、侍定坊というお坊さんが諸国を行脚し、集めた浄銭によって建立されたもの。
のちに侍定坊は衆生救済のために即身仏となりました。

生き文殊と生き大黒

鐘楼堂近くの階段を上ると、すぐ亀岡文殊堂があります。
“生き文殊”が祀られているお堂です。
今日はどうやら工事中。

そして、こちらも見逃してはいけない!
すぐ近くに生き大黒と呼ばれるものがあります!

この生き大黒と呼ばれる大黒さまは亀岡文殊を開いた徳一上人の作品。
でも正直、大黒さま要素は暗くて分からなかった。

この大黒さま、
願望達成の際には軽く持ち上げることが出来る
と言われています。おもかる石みたい。

僕は願いが思い浮かばなかったので、持ち上げるのはやめておきました。
あと特に理由はないけど、筋トレしておこうと思いました。

その他の見どころ

観音堂

文殊堂のすぐ近くにある観音堂
縁結び観音とも呼ばれ、
縁結びのご利益があるといわれています。

利根水 おすすめ!

文殊堂の裏から湧き出る利根水(りこんすい)
一口飲めば文殊の知恵を授かる
といわれています。
二口目は1周まわって効果が無くなりそうで
こわい。

文殊堂の真裏

文殊堂の真裏には
中央 大日如来
左  虚空蔵尊
右  普賢菩薩
が祀られていました。

呼び名の通り、文殊菩薩で有名な大聖寺(亀岡文殊)。
一応、本坊のご本尊は大日如来らしい。

蔵王大士(権現)

文殊堂の裏に蔵王権現を祀る神社がありました。
諸災祓い・怨敵退散・所願成就
のご利益があると言われています。

参拝スペースはありますが、残念ながら近くには寄れませんでした。
でも、それもまた”神域”って感じがする。
禁足地ってワクワクするよね。

記事の裏書き(どうでもいいこと)

意外にも大聖寺本坊のご本尊は大日如来。
「亀岡文殊のご本尊は文殊菩薩です!」
と紹介すると誤解がありそうなのが難しいところ。

今回の歩行距離は4.2kmでした。

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