《ご利益・神様》いわきの大黒様【大國魂神社】アク強めな神社好きの紹介

福島県いわき市大國魂神社社殿脇にある大国さま。

石城国(いわきのくに)
それは、陸奥国から独立した国。
そしてすぐ、陸奥国に統合された儚い国。

というわけで今回は、
福島県いわき市大國魂神社
の紹介・感想です。
東京の大國魂神社じゃないよ。

目次

大國魂神社ってどんな神社?

大國魂神社はいわき市最古の神社とも言われる歴史の深い神社です。
大國魂神社は、もともと荒れ果てた古祠だったと伝えられています。
そこへ偶然通りかかった征夷大将軍・坂上田村麻呂が戦勝祈願ののち東国を平定し、お礼として大社が築造されたらしい。

荒れた古祠だった…とはいうものの、
石城国(いわきのくに)の国府は大國魂神社を中心に置かれたし、神社の周辺には古墳や寺跡が多数存在し、古代文化の栄えた地であったという。

なぜ荒れていたのか。多分、ずぼらだった。
そして流石の田村麻呂、見る目がある。

ご利益・ご祭神

ご祭神 ご利益
大己貴命(おおなむちのみこと)縁結び
事代主命(ことしろぬしのみこと)商売繁昌・大漁満足・海上安全
少彦名命(すくなひこなのみこと)災難除け
須世理比売命(すせりひめのみこと)縁結び・夫婦和合・家庭円満

祭神は
大己貴命(おおなむちのみこと)
事代主命(ことしろぬしのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
須世理比売命(すせりひめのみこと)

の4柱。

その中でも中心となるのがオオナムチという
国造りの神さま
大國主(おおくにぬし)とも呼ばれており、
七福神の大黒様と習合されています。
有名なご利益は
縁結び

その他に祀られている
コトシロヌシは
オオナムチの子供
スクナヒコナは
国造りにおけるオオナムチの相棒
スセリヒメは
オオナムチのお妃さまです。

また、コトシロヌシは七福神の恵比寿様と習合しています。縁起の良い親子だ。
つまり、商売繁昌・大漁満足のご利益もある。

神社レポ

鳥居と杉の木

周りは田田田…
そんななかに建つ大國魂神社の一の鳥居。

鳥居を抜けて道路を挟んだ先には橋と二の鳥居、

そして右側に巨大な杉の木があります。

樹齢1000年を超える御神木です。
昔この杉に雷が落ちた際、御神木が燃えたそう。
それでも、村人たちが頑張って消火に成功…

と思ったらまた再燃し、

またまた頑張って消火したとのこと。びっくり。
なかなかやんちゃな杉の木だ。
でも、木は突然燃えるもの。
mother シリーズで学んだ。

拝殿

二の鳥居をくぐって階段を上るとすぐ拝殿があります。

拝殿まえ。左右にこの神社のご祭神である大黒様の像があります。

そして見上げると謎ボール。
どっかの居酒屋で見たことある気がする。
少なくとも、ピニャータではない。

これは杉玉
醸造安全を祈願し、杉の葉で作られた玉を吊るす文化が大神神社にあるのです。
この神社の祭神であるスクナヒコナが酒造りの神だからかもしれない。

拝殿脇。
大黒様の像がこんなところにもズラリ。
よく見ると恵比寿様の像もあります。

本殿と境内社

奥の本殿。
朱色でちょっと派手め。

その周りには小さな境内社があります。

一つ一つ名前が書いてあって助かる。

その他の見どころ

幸宮 おすすめ

境内の左側には階段があり、
その先に幸宮(さちのみや)という、
大國魂大神の
幸御魂(さきみたま)

奇御魂(くしみたま)
を祀る神社があります。

幸御魂発展や上昇をつかさどり
奇御魂減衰や縮小を防ぐ
と紹介されていました。神は複雑である。

あと、中にはいろいろと物があって見てると楽しかった。

鬼穴石 見落としがち

二の鳥居の前から右の方へ行くと鬼穴石があります。
かつて神社東の鬼椿前に大きな洞があり、そこには鬼が棲んでいた、
という伝承があります。

その伝承をもとに作られたのが鬼穴石です。

社務所でもらえる鬼穴人型(紙)に祓いたい罪ケガレを書いて鬼穴へ納めると、それらを祓ってくれるらしい。

キリスト教でいう告解みたいだ。

アクセス

電車の場合

いわき駅から車で約10分。
歩くと結構かかる。

車の場合

常磐自動車道 
いわき中央IC・いわき四倉インターから
車で約10分。

記事の裏書き(どうでもいいこと)

記事のアクセス欄を下の方へ持ってきてみた。
こっちの方が良い感じな気がした。

今日の歩行距離は16.1km。いわき駅から歩いた。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次