《ご利益・神様》山頂から常陸太田を眺める【真弓神社】アク強めな神社好きの紹介

真弓神社の裏参道入口

大理石(マーブル)の石言葉は
「安らぎ」「栄光」
でも、マーブルと聞いて第一に浮かぶのはチョコレート。

というわけで今回は
茨城県常陸太田市真弓神社
についての紹介・感想です。

目次

真弓神社ってどんな神社?

真弓神社は、坂上田村麻呂が北征の際に八所権現を祀ったとされる歴史の深い神社。
八所権現とは、修験道の霊山・小菅山に祀られた8柱の神さまのことです。

また、あの源義家が戦勝祈願をした場所でもあります。
その後無事勝利した義家は、八張の弓を神社に献納したと伝えられています。
これが「真弓神社」という名前の由来です。

ご利益・ご祭神

ご祭神 ご利益
大己貴命(おおなむちのむこと)(縁結び)
少彦名命(すくなひこなのみこと)(病気平癒)

八所権現を祀ったことが起源の神社ですが、
現在ご祭神とされているのは
大己貴命(おおなむちのむこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
という国造りに関わった2柱の神さまたち。

オオナムチは縁結び、スクナヒコナは病気平癒
のご利益が有名です。

ただし、
真弓神社は農業や漁業関係者などに深く崇敬されてきた神社

それを踏まえると、
農業守護・漁業守護
のご神徳の方が強いのかもしれない。(ここは感想)

アクセス

正直、アクセスはとても悪いです。

近いのは真弓神社参道を利用するルートですが、
このルート、車を停める場所がありません。
電車・車で行く方で、長距離歩けるなら
駐車場のある風神山から真弓神社へ行くルートが良いかもしれない。
真弓神社参道付近に車を停める場所を見つけられたら一番良いんだけどね。

真弓神社参道を利用するルート

出典:真弓神社 お問い合わせ・アクセス
https://www.mayumi-jinja.or.jp/access/

このルートは
県道156号沿いにある真弓神社入口と書かれた石碑から真弓山に入るルートです。

初見は分かりずらいので、
真弓神社入口の石碑から地図(上のやつ)を見ながら歩くのがおすすめ。

神社への道は表参道裏参道(西参道)の2つがあります。

表参道見どころも多く、道もゆるやか
ただし、裏参道より時間がかかります
120分程度。

裏参道表参道より急な道のりですが、その分距離が短く、短時間で神社まで行くことが出来ます。
30分程度。

風神山から真弓神社へ行くルート

こっちのルートはさっきのルートに比べて時間も距離もかかるルート
ただし、駐車場がある。
参道入口にもいい感じの駐車場があればなあ。

車の場合

日立南太田ICから下りて、風神山へ。
風神山自然公園に駐車場があります。
真弓山まで歩いて約90分。往復で3時間。

電車の場合

大甕駅西口が近い。
そこから歩いて風神山から神社まで。
駅から歩いて約130分。往復で260分。

神社レポ

裏参道(西参道)と寒水石

僕は参道を通るルート、
裏参道(西参道)から神社へと向かいました。

真っ白い道を歩きます。

実はこの真弓山、
寒水石という大理石(彫刻とかによく使われる白い石)が採れる場所としても有名なのです。
道が白いのもそのため。
なので途中に採石場もあります。

この寒水石が使用されている場所で、僕が知っているのは水戸市の偕楽園内にある吐玉泉

ちょうどいい写真があってよかった…。

初めて偕楽園に来たとき、
「寒水石」という聞き覚えのある名前を目にして驚いた記憶があります。

鳥居と山道

ダヴィデの肌みたいな道をしばらく歩くと、
裏参道の鳥居が見えてきます。
いかにも山って雰囲気

道はこんな感じ。

一目で
「あ、くろうするな」
と分かる程度には悪路です。

一対の猿

裏参道鳥居を抜けてすぐに一対の猿がいます。

欠けた片割れ。

このお猿コンビは、船の安全と大漁を願って奉納されたもの
災害や病魔がサル(去る)ということで縁起が良いのです。

山頂の景色と真弓神社

山道を30分程度歩くと、真弓神社本社が見えてきます。

しっかり手入れされている社殿。
社務所はありません。

そして山頂からの景色。
真弓山山頂からハワイも見えると聞いたことがあるけど、本当かな。

表参道の見どころ

今回は裏参道から登りましたが、見どころは表参道の方が多いです。神社に近いほうからご紹介。

山に建つ門

本社のすぐ近くにある真弓神社の門。
山奥にしては立派な門です。

山にあるので山門と呼びたくなりますが、
山門はお寺の門のことなのでこの門はノーマル門。

御神木・爺杉 おすすめ

山門の近くに爺杉へと続く道があります。

ここ。

しばらく下ると、
樹齢約1000年の御神木・爺杉が!

上の写真だと一本の杉。
でも、後ろから見ると…

二又になっています!おもしれー木。

ちなみに婆杉もあったそうですが、
落雷によって焼失してしまいました。
風神山はあるのに雷神山はない。
だから雷神さまが嫉妬して雷を落としたのかもしれない。
その八つ当たり先が婆杉だった、というわけか。

二の鳥居と御手洗

さらに戻ると二の鳥居があります。

そしてそのちかくに御手洗への道。
トウキョウサンショウウオとかいう面白そうな生物の生息地らしい。

進んでみると、

…ここが御手洗?

水かさが減ったのか、それとももともとなのか、
水たまり程度の大きさ。
本当にトウキョウサンショウウオは生息しているのか?ここイバラキだよ。

願掛けのしめ縄

二ノ鳥居から下って参道の途中、
願掛けのしめ縄があります。
しめ縄に榊の枝を挿して願をかけると願い事がかなうという

また、女性の場合は瀬戸物(陶磁器)を割らなくなるというおまけも付いてきます。
お菊さんもここに来ればよかったのに。

三の鳥居とひざ掛け石

願掛けのしめ縄から三の鳥居を挟み、さらに下ると

ひざ掛け石があります。
見た目はその辺の石とおんなじ。

弓を奉納した源義家がここで魔よけの矢を射ました。
そのときにひざを掛けたとされる石です。

射った矢は留町(とめちょう)あたりで止まったらしい。留町という名前の由来はこれ。
義家、名前の由来をつくりがち。

記事の裏書き(どうでもいいこと)

神社にハマりたての頃、適当に初見の山を散策してたら急に真弓神社の門が見え、テンションが上がりました。

今日の歩行距離は9.4km

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